エイジングケアよりまず「保湿」が必要

シミ・しわ・たるみ・毛穴・くすみ…と、40歳に近づくにつれ、若い頃には気にならなかった肌悩みが日に日に増えていきますよね。

特に、お肌にハリがなくなってくると“保湿”よりも「エイジングケアをしなくちゃ」と焦りはじめます。しかしこの年代のお肌はとても乾燥しやすく、“乾燥によるハリの低下”も多いのです。

肌表面の角層には角層細胞が並んでいて、その隙間を埋めているものを「細胞間脂質」といいます。この細胞間脂質の量が年齢を重ねて肌のターンオーバーが遅くなることで減少していきます。つまり、肌がスカスカ状態！で水分が蒸発しやすくなる＝乾燥しやすくなるのは当たり前なのです。

まずは、お肌にしっかり水分を浸透させるために、たっぷりと保湿をしていきましょう！

乾燥肌さんにオススメ洗顔法

乾燥が気になる「朝の洗顔」はどのようにされていますか？

お肌は寝ている間に新陳代謝がおこり、皮脂が分泌されます。その皮脂や汚れは放っておくとすぐ酸化するので、朝、洗顔フォームを使ってきちんと落とすことは大切です。

ただし、それは皮脂が出ている場合であり、皮脂がほとんど出ない肌質の方は、1日2回朝夜に洗顔フォームを使うと肌がパサパサになることもあります。

さらに、乾燥した肌を洗顔フォームで洗うと、朝のスキンケアでしっかり保湿しても、午後には肌が乾いてしまう原因にもなり得ます。

皮脂が出にくい乾燥肌の方は、朝それほど肌が汚れていないのに洗顔フォームで洗うと、必要な皮脂や肌の潤いが流れ出てしまい、潤いを保ちにくい肌になってしまいますので、乾燥肌の方は、朝の泡洗顔はせず、前の晩のスキンケアも化粧水で拭き取るだけにすると、乾燥がかなり改善されるでしょう。

ぬるま湯で洗顔する場合も、小鼻のワキなどの凹凸も指の腹を使ってていねいにぬぐい、表面の汚れをきちんと落とすようにいたしましょう。